冷たい君が一途に好き*幼なじみに片想い*(仮)
翌朝。
「今日は耳したツインでいいや!」
あたしは急いで耳したにツインをつくる。
いつも時間をかけてるのに、どうしてちょっとテキトウなのかというと…
2、3分前に風麻が家を出てたから。
今日あたしは寝坊して、いつも出る時間に出れなくて。
だから今急いでるんです!
「行ってきますっ!」
「あんた気を付けなよー」
「はぁーいっ」
お母さんの声を背中で聞きながらあたしはガチャッとドアを開けて、走り出した。
風麻と一緒に行きたい!!
学校まで徒歩20分ぐらいだから、遅ければ遅いほど一緒には行けなくなる。
だから走る!!
はぁ、はぁ…と言いながら走っていると…
見えた!風麻だ!
ダルそうに肩にカバンをかけてる風麻が見えてきた。