冷たい君が一途に好き*幼なじみに片想い*(仮)
なんだか聞いたことある声だな…なんて思っていたら、
「…ありえないでしょ。
颯くん、タイミング最悪…」
…と、ぼそっと桃江が呟いたのが聞こえた。
この声、颯くんだったんだ…!
…って、ことは、風麻もいる!?
あたしは期待して、声がした方を振り返った。
「やっほー!
てか、なんで桃江ちゃん、怒ってんの〜?」
そこにはニコニコしてる颯くんと…
ダルそうにしている、風麻がいた。
風麻を見た瞬間、名前を呼ぼうとすると…
「あのね、颯くんバカなの?
私たち、会わないようにしたかったんだけど」
桃江の少し怒った声によって、あたしは口をつぐんだ。