冷たい君が一途に好き*幼なじみに片想い*(仮)
「…今日はうるさくねぇのな」
そんなことを言う風麻。
え…っ、うるさくない方がいいんじゃないの…?
好き、って言わないように、ずっと下向いて黙ってたんだけど…。
「…うるさくしても、いいの…?」
なんだか、そんな風に聞き取っちゃう…
うるさくしてないって言うのは…
好きって言わないことだと思う。
だから……好きって言って、いいの…?
自意識過剰、かな…?
風麻の言葉を待つと…
「…いつもみたいにうるさくしてれば?」
そして、あたしから目を逸らし…
いつの間にか着いていたお互いの家に、
風麻は入って行ってしまった。
頭にハテナを浮かべるあたしを残して…