冷たい君が一途に好き*幼なじみに片想い*(仮)


「…今日はうるさくねぇのな」




そんなことを言う風麻。




え…っ、うるさくない方がいいんじゃないの…?




好き、って言わないように、ずっと下向いて黙ってたんだけど…。




「…うるさくしても、いいの…?」




なんだか、そんな風に聞き取っちゃう…




うるさくしてないって言うのは…
好きって言わないことだと思う。




だから……好きって言って、いいの…?



自意識過剰、かな…?




風麻の言葉を待つと…






「…いつもみたいにうるさくしてれば?」




そして、あたしから目を逸らし…




いつの間にか着いていたお互いの家に、




風麻は入って行ってしまった。





頭にハテナを浮かべるあたしを残して…
< 43 / 81 >

この作品をシェア

pagetop