冷たい君が一途に好き*幼なじみに片想い*(仮)
「クラスも違うしねー、それで朝早く行かれちゃ話せないか…
でも、なんでいきなり早く学校行くようになったわけ?」
桃江は右手に顎を乗せて首を傾げ、不思議そうにしている。
「うん、あたしもそれ知りたいよ…」
あたしが「…はぁあ」と、深いため息をついた次の瞬間
「…あ!」
「へっ⁈ ど、どしたの⁈」
桃江がいきなり机をバンっと叩いて立ち上がったものだから、びっくりしてしまった。
「萌加っ! 颯くんに、聞きに行きな!」
「…へ…」
なにを言うのかと構えていたあたしは、
キョトンとしてしまった。