冷たい君が一途に好き*幼なじみに片想い*(仮)
突然後ろから聞こえた声に、ハッとする。
そして後ろを振り返ると…。
黒髪の美少年が怪訝そうな顔をして立っていた。
「え……っと」
今この人あたしに話しかけた??
「…まぁいいけど。
つか、突っ立ってないで教室入れば?」
う…、あたしが入るか迷ってるなんてわかるわけないか…。
ドアの目の前にいるのに入らないなんておかしいって思うよね…
でも、なんでこの人がそんなこと気にするの?
「え……っと」
何か言えばいいのに、なぜかえっとしかでてこない
この人と知り合いでも友達でもないから、どう話せばいいのかわからない…
「…永井呼んで来よっか?」
「へっ!?」
いきなり出てきた風麻の名前に心臓が飛び跳ねて、
思わず変な声を出してしまった