冷たい君が一途に好き*幼なじみに片想い*(仮)
「ブッッ、なに。
その何で知ってんのみたいな顔」
ボボボボ……。
一気に顔が熱くなっていく。
うわぁ…あたしの風麻に対する気持ち、この人知ってるのかも…っ
「し、知ってるの…?」
何を知ってるということなのかわかる…よね?
「アンタが永井風麻に惚れてることだろ?
あんだけウチのクラスに来て、『風麻、風麻』言ってんだから、知らない奴のがおかしいと思いますけど?」
……で、ですよね…。
ん?まてよ…?
この人…今、『ウチのクラス』って言ってたから、風麻と同じ5組!?
風麻ばっかりしかみてなくて、5組にいたこと知らなかった。
「で。何でいつもは真っ直ぐ教室入んのに、突っ立ってんの?」
この美少年が不思議に思うのも無理ないよね…。
しかもこの人の前で深いため息ついちゃったし…
こんな状況で何にもありませんって言って、このまま5組に入る勇気ないし…
目の前の美少年は不思議がってるし…
…なんだか話さなきゃいけない感じ…といいますか。