冷たい君が一途に好き*幼なじみに片想い*(仮)
颯は満更でもなさそうに、言ってのけた。
俺がしたいように接する…。
確かに、考えればその通りだ
「颯…さんきゅ」
「フ、おーよ」
さすがはダチ。
的確なこと言ってくれるってわかってたから、俺はコイツに話したんかもな…。
颯の言葉になんだか救われた気がした。
「っ、たく、そこまで気づいたのはいーけど、肝心なとこ気づいてねーのな」
その後颯が何かつぶやいた気がしたけど、俺には聞こえなかった。
「なんか言ったか?」
「プッ、べっつにー?」
颯は両手を後ろで組んで、意味ありげに笑いだした。
…コイツはホント意味わかんねーな。
ーー…颯につられて、俺も少しだけ笑った