冷たい君が一途に好き＊幼なじみに片想い＊(仮)

俺はきっと、萌加が俺以外の男と親しくしてるのにイラついてる。



今まで俺のことばかり見ていた奴が離れていきそうで嫌なんだな


俺、めちゃくちゃ性格悪りぃじゃん。



…いやまぁ萌加に接する態度はいつも最悪だけど。



頭をクシャッとしながら、俺はため息をつく。



さっきの光景のおかげで、自分の都合の良さに気づかされた。



でも、なんでか萌加に好かれることに終わりは欲しくなくて。


自分は萌加を求めてないのに、それはよくないと思いつつも、



萌加に俺のことを好きでいて欲しいと思ってる。




「はぁ…矛盾してんな、俺」




前はうざいと思ってた。
あんなに、うざいと思ってたのに。



今は、萌加に好かれてて欲しいと思ってるとか。



…バカみてぇ。



それから一日中、胸につかえる何かにモヤモヤしていたー…