冷たい君が一途に好き*幼なじみに片想い*(仮)




……っ

久しぶりに、目が合った。



すぐパッと逸らされたけど……それでもあたしの方を向いてくれたのが嬉しくて。



あたしの胸はどうしようもなく高鳴るけど、そんな気持ちを抑えて、風麻の方へ向かう。



よし、聞くんだ。風麻の最近の態度ことを。



「…えっと……一緒に帰っていい?!」



…へ。



あ、あたし…!
何緊張して違うこと言ってんのよ~~!!




この最近の気まずい状態で一緒に帰ろうなんて、そんなあっさりしたこと何言ってんの~~!?



風麻がいいっていう訳な……






「…勝手にすれば」







……くなかった。








ど、どうなってるの、あの風麻が。



さっきまで、いや詳しく言うと昼休みまであたしを無視ってたのにだよ!?



遠回しだけど、いいって言ってくれた…!



…ハッ
浸ってないで追いかけないと!




帰りにあのこと聞けばいっか!!






……。
< 78 / 81 >

この作品をシェア

pagetop