冷たい君が一途に好き*幼なじみに片想い*(仮)
……。
学校を出てしばらく歩いてるんだけど、、
どう話を切り出せばいいかわからない!!!
そうこうしてるうちに、住宅街に入っていく。
ああもう、お家着いちゃうっ
よ、よし、萌加よ聞くんだ…!
先程桃江に言われたように、最近朝早く行ってしまう理由を。
「……お前さ」
いや待てよ、聞いたところで風麻が答えるか!?
ううん……と、
頭をひねっていると。
「おい萌加聞いてんのか。話しかけてんだよ」
「ふぇ!? へっ…え、えぇえ今なんてっ」
急に隣から低い声が聞こえてきて。
風麻から話しかけられ頭はパニック。
朝まであたしを無視して無視して無視してたのにっ!?
しかも、いま。今ーーーっ!
「ねぇ、今あたしのこと『萌加』って言った!?」
確かに聞こえた、確かにそう聞こえたよ…?
色んなハッピーな出来事にあたしがキラキラした瞳で風麻を見つめていると…
「…さぁ? 聞き間違いじゃねーの。
それよりお前、あいつのこと好きにでもなったわけ」
…そうですよね、はい、わかってました
風麻があたしを名前呼びなんて、しないか…
いやでも確かに聞こえたんだけどなぁ、。
…ん? 待って、一個気になることが。
「あいつって誰……?」
どこの誰の話…?
そしてあたしがその人のこと『好きになった』のかって言った?!