王子さまの秘密
そんな話をしていると、朔の携帯がなった。





「あ、わり。」







「あー…
さっきの話の続きなんだけど、吏騎さ
ん、咲龍の初代総長なんだよ。」








「えー~ーーーー!?!?
ゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッ…」







「大丈夫か!?」







「うん、大丈夫。
ちょっとむせただけ…」






うそ…





お兄ちゃんが暴走族!?






ないないないない!






でも、ほんとなんだよね…






知らなかった…





妹なのに…涙





「あ、あと、今から倉庫行くから。」






「あ、うん。
ありがとう。じゃあ…「吏羅も行くんだ
んだよ。」





「え!?」








なんで!?






吏羅もいくの!?





「風邪引いてさっきぶっ倒れてんのにお
いてくわけねぇーだろ。」






「あ、そか。」







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