青っ鼻JC創造恋物語
青っ鼻JC二本棒女子との出会い
鼻が悪く、青っ鼻二本棒を毎日垂らしている女子生徒の石飛さつきは、ロングフィールド中学校の1年生。彼女は綺麗な顔立ちをしているが、鼻が悪く、青っ鼻二本棒を毎日垂らしていたので、インパクトが強烈過ぎて、学年では有名になっていた。彼女は青っ鼻二本棒を毎日垂らしているのが原因で理不尽ないじめに遭っていた。しかし、芯の強い性格の持ち主で博愛心旺盛で、賢明なところがある。そこを性同一性障害でいじめに遭っていたマヤ姫に声掛けたのである。

さつき「大丈夫?」

さつきはトレードマークの青っ鼻二本棒を垂らしながらマヤ姫に話し掛けた。マヤ姫はいじめの悔しさのあまり泣き崩れて返答出来る状態ではなかったが、さつきの声掛けの返答に答えた。

マヤ姫「大丈夫だよ。」

さつき「少し話聞いてあげようか?」

マヤ姫はさつきのトレードマークの青っ鼻二本棒は学年では有名だったので、彼女と居るのが思春期のせいで恥ずかしい気持ちだったが、さつきのトレードマークの青っ鼻二本棒からは想像出来ない優しさを感じて、彼女に心を開いていくのである。

マヤ姫「うん。少し話聞いてくれない?」

さつき「いいよ。学校からうちの家の近くの公園で話そうか?」

そして、学校から帰り道で2人で話をして公園まで歩いて行くのである。

さつき「私、さつきと言うの。君は何て言うんかな?」

マヤ姫「マヤって言うの。」

さつき「マヤちゃんって言うのね。私、5月生まれだから、さつきと言うの。普通にさつきちゃんって呼んでくれたらいいよ。」

マヤ姫「うん。さつきちゃんって呼ぶわ。さつきちゃんって石飛さんって言うんだね。マヤ、前からさつきちゃんのこと知ってたよ。」

さつき「知っててくれてありがとう。マヤちゃんのこととも私、知ってたよ。森田君って言うんだね。私、マヤちゃんのこと女子の割には筋肉質だから、性同一性障害かな?って、思っていたの。女子と同じセーラー服着てて、ツインテールしてやるから。間違っていたらごめんね。」

マヤ姫「そうだよ。実はというと女性に生まれたかってん。幼少期の家庭不和が原因でね。」

さつき「そうだったのね。カミングアウトしてくれて、ありがとう。私もカミングアウトするね。実はというと青っ鼻二本棒を垂らしているのは重度の蓄膿症なの。治る確率は低いみたいやねん。アレルギー体質もあって年中青っ鼻二本棒が出るの。あと、精神科も通院していて、発達障害と診断されていて、私の場合、得手不得手の凸凹が大きいの。例えば、手芸は得意だけど、数学とか理系科目全く苦手なの。あとコミュ障もあって。」

マヤ姫「そうなんだね。さつきちゃんは青っ鼻二本棒のことをめさ気にしているみたいだけど、綺麗な顔立ちしてるから、自信持って欲しいよ。マヤは青っ鼻二本棒でも受け入れて仲良くするよ。あと、手芸が得意って、どんなことが得意なんかな?」

さつき「ありがとう。私のこと家族以外で誉めてくれたのマヤちゃんが初めてなの。学校行ったら男女ともハナタレって言ってくるし。鼻かめとも言われるねん。ところで、手芸は主に洋裁なの。うちのお母さんがリサイクル古着屋をネットで買い取り方式でしてる関係で。私も服が大好きなの。そして、私の個人のホームページとブログも持ってるよ。そこに私のこと詳しく書いているから。マヤちゃんはどんな系統の服が大好きなの?」

マヤ姫「マヤはロリータチックなファッションとナイロンジャージルックのスポーツカジュアルと古着が好きだよ。さつきちゃん、髪キレイね。ロングヘアでサラサラしているね。あと、さつきちゃんの個人ホームページとブログに興味津々やねん。」

さつき「ありがとう。髪キレイなのが、私のチャームポイントやねん。私もナイロンジャージ上下セットアップ大好きだよ。ロリータチックなメルヘン調のファッションも大好きやねん。あと、古着も大好きやし、ドレッシーなファッションも好きだよ。私のホームページ気になるんだね。検索ワード書いてあげるわ。」


マヤ姫にさつきが自分のホームページの検索ワードを教えてくれて、メモをしてくれたのであった。

さつき「これが私のホームページとブログの検索ワードね。また、見てね。」

マヤ姫「ありがとう。また、さつきちゃんのこと友達として知りたいから、また、見るね。」

さつき「どうぞ。どうぞ。私のこと興味持ってくれてありがとう。ところで、覚えてるかな?体育祭の50m走の時。私が1位でゴールして、マヤちゃんが2位でゴールしたの。」

マヤ姫「覚えてるよ。さつきちゃん、めさ速いな〜。と、思ってん。」

さつき「覚えてくれてたんだね。マヤちゃん、悔しいそうにしてたから、私、どう話し掛けたら良いか戸惑ってたの。でも、今、こうやって、話が出来たことが良かったと思うよ。」

マヤ姫「さつきちゃん、ごめんね。あの時、青っ鼻二本棒女に負けたって、毒吐いてしまって。傷付いてない?」

さつき「いいよ。いいよ。私、気にしてないから。マヤちゃんが青っ鼻二本棒でも受け入れて仲良くするって言ってくれたから、それだけでも嬉しいねん。」

マヤ姫「さつきちゃんが傷付いてなくて良かった。さつきちゃん、話好きな方だね。明るいって、よく言われない?」

さつき「よく言われるよ。色々、お母さんの紹介とかで集まりの場に行くから、その時によく色々な人と話す機会が多いの。そこで、何人か友達になって女性の大親友がいるの。その方とよくメールしてるよ。」

マヤ姫「そうなんや。その方ってどんな方なん?」

さつき「病院と教会で知り合った女性やねん。」

マヤ姫「教会ってカトリックなん?プロテスタントなん?」

さつき「プロテスタントだよ。お母さんと教会行ってて、その時に知り合った女性がエリーさんと言う名前の女性なの。そして、病院も一緒で友達になったの。」

マヤ姫「エリーさんとはどういう風に交遊してはるんかな?」

さつき「うちの家よく来てくれるよ。エリーさん私の面倒よく見てくれるの。私もエリーさんに何かしてあげたいと思い、ピンクのナイロンジャージ上下セットアップを作って、プレゼントしてあげたりしてるの。」

マヤ姫「すごいね。さつきちゃん。縫製技術高いよ。マヤも洋裁にはかなり興味があるから、また、教えてね。」

さつき「うん。また、教えてあげるわ。ところで、マヤちゃんってどんなスポーツするの?私は、陸上部辞めてるけど、陸上競技とスノボをするよ。」

マヤ姫「マヤは野球と陸上競技が中心だよ。スノボも挑戦したいから、また、この先教えてくれない?」

さつき「野球と陸上競技なんだね。スノボ、私に任せとき!物心付いたときから始めてるから。ところで、マヤちゃんは野球部なんかな?」

マヤ姫「野球部、性同一性障害といじめで、厄介払いされてん。だから、今、帰宅部やねん。」

さつき「私も青っ鼻二本棒が原因のいじめで追い出されたよ。今は帰宅部だけど、お母さんの紹介でフリーで陸上競技とスノボのトレーニングを積んでるよ。マヤちゃん、その状況やったら、私とフリーでトレーニングする?」

マヤ姫「さつきちゃんと一緒にトレーニングさせてもらおうかな?」

さつき「どうぞ。私と一緒にトレーニングしよう。野球のことも性同一性障害の方でも出来るチームがあるか調べといてあげるから。マヤちゃんってポジション、どこ守っているの?」

マヤ姫「ありがとう。助かります。マヤのポジション、レフトやねん。LEFT MAYAやねん。M本H哲選手と同じポジションだよ。カミングアウトするけど、M本H哲選手の大ファンやねん。好きな球団は阪神だけど。」

さつきはマヤ姫の言ったコメントが面白かったせいか、マヤ姫に面白いって言う。

さつき「マヤちゃん、面白いね(笑)LEFT MAYAのネーミングセンスが逸脱すぎるから。私もM本H哲選手の大ファンで、好きな球団は阪神だよ。私もカミングアウトするけど、M本H哲選手のファンクラブに入ってて、彼がよく私のホームページとブログに訪問してくれるねん。私、リアルに会ってみたいねん。」

マヤ姫「マヤもM本H哲選手にリアルに会ってみたい!」

さつき「それじゃあ、M本H哲選手にリアルに会えるよう考えてみるわ。私、パフォーマンスするの大好きだから。私の欠点でもある青っ鼻二本棒の個性を活かせると思うから。マヤちゃんが青っ鼻二本棒でも受け入れるよって言ってくれたおかげで私の欠点が個性として受け入れる出来たの。副業のパフォーマーとして青っ鼻二本棒の個性を活かしていくためにM本H哲選手に出会いたいねん。」

マヤ姫「マヤも性同一性障害の方に勇気と希望を与えるためのパフォーマンスをしたい!」

さつき「いいことやん。悩んではる方に勇気つけることは。」

マヤ姫「そうやねん。H哲大先生のチカラを貸して欲しいぐらいやねん。」

さつき「私も一緒だよ。いじめで自殺する子が多いから、その子達にもスポットライトを当てたいねん。」

マヤ姫「そうやんな。マヤも同じこと感じているねん。」

さつき「マヤちゃんも私と同じ感じているだね。H哲大先生に色々教わりたいねん。あの人も難病で苦労してるよ。」

マヤ姫「知ってるよ。あの人のホムペ見てるから。」

さつき「話変わるけど、マヤちゃん、ツインテール似合うね。可愛い。顔立ちが可愛いから女装しても似合ってるよ。初め、女子生徒かな?と思ったから。」

マヤ姫「ありがとう。可愛くなりたいからさつきちゃんを手本にしたいねん。」

さつき「ありがとう。私みたいな鼻たれでもいいの?」

マヤ姫「いいよ。さつきちゃんの綺麗さに惹かれているねん。」

さつき「ありがとう。じゃあ、私がマヤちゃんを可愛くする手伝いさせてもらうね。お互い女子力UPしましょう!」

夕方に近づき、さつきがトレーニングの時間に近づいてきた。

さつき「私、今からトレーニングの時間やねん。緑池公園でランニングするけど、マヤちゃん一緒にランニングする?」

マヤ姫「うん。参加させてもらってもいいかな?」

さつき「いいよ。あとで、ここの公園にあとで来てね。」

さつきとマヤ姫はお互い解散して、家路に帰るのであった。さつきは紺色のオサレな学校指定ウインドブレーカーを身に包み、アジアンビューティーのロングヘアとトレードマークの青っ鼻二本棒を揺らし靡かせながら、家路に一旦帰って行ったのであった。マヤ姫はさつきと出会えたことで気分上々になっていた。あとでまた会えるのを楽しみにしているのであった。
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