一匹狼な彼氏と能天気な彼女
「綺麗な髪...」
......パチッ
あっ、起きた。
ガタガタガタガタッ!!
あたしがいたことに驚いて、飛び起きる島崎くん。
「おはよう。アハハ、ごめん。びっくりさせちゃった?」
てへっ☆とポーズを決めてみる。
「…………。」
無言ですかい。
「もう、何か喋ってよー。おはよー!」
じっと島崎くんを見つめる。
「.........お、おはよ、う...。」
わぁお、声もカッコいいよこの人。
いい感じに低くて、どこか安心するような、そんな感覚に襲われた。