一匹狼な彼氏と能天気な彼女
「島崎くんさー、なんで寝てたのー?」
「......お前に関係ねぇだろ。」
「冷たいなぁー。」
ぶぅっと頬を膨らます。
島崎くんはそのまま窓辺に寄り掛かって、あたしの方を見向きもしない。
...なんか絵になってるし。
「写真撮っていい?」
「...はぁ?」
何言ってんだコイツ的な目であたしを見下ろす。
「いやー、だってなんか絵になってるから写真撮ろうかなーと思って。」
「...ふざけんな。」
「至って真面目ですぅ。」
まぁ、いっか。
貴重な寝顔も見れたし(笑)
さぁーて、あたしは掃除を再開しましょうかね。
よいっしょっと立ち上がる。
すると………