一匹狼な彼氏と能天気な彼女



あのー、そんなに見つめられると照れるんですがー。



「いつまで見てるの?」


「あっ、悪ぃ...」



そう言うと同時に、バッと顔を背けた島崎くんの髪がふわっと揺れ、夕日の光を浴びてきらきらと輝いた。



「綺麗...」



思わず声に出た。



「あ?」



また島崎くんがあたしを見る。



「金髪、綺麗だね。」



無意識に笑みがこぼれた。



「...お前って変な奴だな。」


「そうかなー。」



まぁ別にいいや。



あっ、掃除掃除ぃ~♪





< 26 / 128 >

この作品をシェア

pagetop