一匹狼な彼氏と能天気な彼女
「...香瑠、みんな心配するから寝ながら学校くるの止めな。」
「うぅー...だってぇー...」
「だってじゃない、いい?」
「…あい。」
なんか梨紗がお母さんになってる...
トボトボと歩いて教室へ向かった。
……あっ、もう島崎来てる、早いね~。
後ろのドアから入ったので、島崎の横を通り、すれ違い様に挨拶をすることにした。
「おはよ。」
「…はよ。」
おっ、今日はちゃんと挨拶してくれたじゃーん。
自分の席に着き、教科書をしまう。
しばらくすると担任が入ってきて、ホームルームが始まった。
「…以上だ。他に何か連絡あるヤツはー?」