一匹狼な彼氏と能天気な彼女
◆2章

周りの目




***



ガヤガヤ…



ガラッ


…しーん……



一気に俺に視線が集まる。


今日もまためんどくさい日が始まった。


でも別に、嫌じゃない。



ガラッ


「おはよー…あっ、島崎、おはよっ。」

「…はよ、香瑠。」


コイツがいるから。



机に向かうと、

「そーいえば、なんであたしのこと名前で呼んでるの?」



首を傾げて聞かれた。





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