絶望の部屋
「絶望ランド?これか…


意外にふつうの遊園地っぽいな!」と一成が呟いた。



確かに絶望の部屋にある遊園地だから何か普通じゃないのかと思えば意外にも見た目は案外普通の遊園地だったので正直少し残念な気もした。



「うん、確かに普通の遊園地だね…


まぁ普通のほうが楽しめるしいいじゃんか 」



「まぁな。で何から乗るんだ?」と一成が聞いてきた。



それを聞いて栞が僕に目で合図をしてくる。



「あっ、ごめんちょっとお腹が痛いからトイレ行ってくるから先に何か乗っててくれない?」


「悠哉君もトイレに行くなら私も朝からお腹の調子が悪いから先にいっててもらっていいかな?

後で悠哉君と二人で追いかけるから!」とあの栞が平然とした顔で嘘をついてるのを見て笑いそうだった。



「えっ!二人ともトイレなの?


じゃあ一成君…先になんか乗らない?」と七海が顔を真っ赤にして聞いた。



「いいよ!待ってるのも勿体ないしな。

じゃあまた後で追いかけて来いよ悠哉!」と一成はいい七海と二人で遊園地に入っていった。



「入っていたね…。じゃあ僕らもそろそろ行こっか!」


「そうですね!悠哉君は絶叫とか大丈夫な人? 」



「えっと…最近は外に出てないからわからないけどたぶんいけたはずだよ」



「じゃあよかった!私遊園地とか大好きなんでちょっと張り切っちゃてもいいですか? 」



「全然大丈夫だよ!僕も久し振りだから気分転換に楽しませてもらうよ。」


と僕と栞はこんな会話を続けながら七海と一成が入った5分後ぐらいに遊園地のなかに入っていった。
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