絶望の部屋
影を見た敵チームの声が聞こえてくる。


「おい、影が見えるぞ。誰からいるから準備しろ。」と男の声が聞こえてくる


「あぁ、わかってる。」ともう一人の男の声も聞こえた。



そうやってこそこそ話してるつもりかもしれないがすべて聞こえている。


ガチャ。と銃の引き金を引く音が聞こえ、それと同時に二人が出てきた。


「動くな。武器を捨ててあきらめろ」とさっき仕掛けた罠に銃をむけて言った。


「えっ？」と自分の仲間がはりつけられてるのに気づき声をあげた。


僕はすでに二人の位置をとらえていた。



ドンッ。と一発目の玉で一人目の頭を撃ち抜いた。



それを見て焦って僕の方を振り向いたところを一成がもう一発を撃ち込み二人とも仕留めた。



二人の死体は後ろの二人に任せて見てもらうようにした。



自分の仲間がどうなってるか少し気になってる時突然そいつは表れた。


そうそれは一日目で笠谷隆が死んで一人になった永沼正也の姿だった。


服には血がついていて必死に逃げてきたのだろう。


「あの…すいません。かくまってくれませんか？」とボソボソと呟いた。



「あぁいいぜ。後ろの二人と一緒に隠れていてくれ」と一成が言った。


僕は正直こいつを仲間にするのは嫌だった。


なにか嫌な予感がする。
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