絶望の部屋
ちくしょう。


わかってるよ僕だって。


自分が情けない。あの女の言っていたことは何も間違ってなかった。



それだけに悔しい。


あいつのことを見返してやる。僕はただの引きこもりじゃないってこと見せてやるよ。




僕は自分の近くに精一杯罠をしかけて時間を待った。



そしてゲームは始まった。



「陣取りゲーム最終戦かいしーーーっ」

ゼツボウの声とともにいつも通りゲームは始まった。




今回のフィールドはいつもより小さいだから敵と遭遇する確率は高いはずだ。




僕は銃を構えいつでも戦える状態で備えていた。




だがいつまでたっても敵が攻めてこない。



いつもならもぉ来てもいい時間帯だ。




銃声は遠くで鳴ってるのはわかるだが僕の近くでは全くならない。




これは偶然なのか…?



10分、20分、25分…



待っていても敵はこなかった。





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