絶望の部屋
「ようこそ ……… 絶望の部屋へ
私がこのゲームの管理をつとめるオーナのゼツボウです。」
とあの放送と同じ声で言った。


僕は既にもぉ足が震えてたてそうもないなか端のほうにいたいかにも腕っぷしの強そうな二人組が笑いだした。


「お前がオーナ?
笑わせんのもほどほどにしろよポンコツ」と二人のうちの一人がゼツボウと名乗るそのロボットを蹴った。


「とんだやらせだったみたいだな。こんなことなら自主参加で来なかったらよかったぜ。
人を殺せるって言うからきてやったのによ」とあらゆるものを潰しながら帰り支度を進めていく二人をゼツボウがとめた。


「ポンコツデワルカッタナ」と表情からは怒りが読み取れ、掌から出るレーザーのようなものをその二人に向けて出した。


「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」


ボンッ

二人は顔を除き木っ端微塵に砕け散った。


「私に逆らえばあなた方もこうなってもらいます。」とロボットの表情は緩やかになり二人の顔もち笑顔で言ってるように見えた。


あのロボットなんて悪趣味なんだ…

なんで顔だけを残したんだよ。

僕は既にもぉ腰を抜かしてしまったようだ。


正直僕みたいなやつがこんなところに来るべきじゃなかったんだ最初から。

こんなことならいっそのこと早く殺してほしい。



その気持ちとは逆に話は始まる…


「えー、少し邪魔が入りましたが続けさせてもらいます。では、まず最初のゲームですがあなた方にチームになってもらい陣取りゲームをしてもらいます。」とさらっと言うゼツボウ。

陣取りゲーム?
悩んでた不安がぶっ飛びそうなぐらい誰でも聞いたことのあるようなゲーム名前で僕は少し安心した。


だがそれは約2秒後に撤回することになる。

「この陣取りゲームではあなたたちの体が陣になるので相手の体のどの部分でもいいですから引きちぎってでも自分の陣まで持ち帰ってください。」とまたしても笑顔で言ってきた。


「あの…質問いいですか?」と明らかに戦いにむかなさそうな黒く長い髪でメガネというあまりにも地味っぽい女の子がてをあげて聞いた。


「なんですか?」とゼツボウが聞く?

「引きちぎって持ち帰った体のパーツはどうなるんですか?」とメガネの子が聞く。


「ポイントになります。引きちぎられたものをゲーム終了までに取り返せなかったら相手に1ポイントとなります。そしてその合計が低い方のチーム全員にしんでもらいます!」とゼツボウ当たり前のように答えた。


「じゃあちぎられても取り返すことが出来たらポイントにはならないってことですね!」と何故か笑顔で聞くメガネの子。


「はい、そうですね。もしそれができるのならポイントにはなりませんよ。ただ体の一部をなくして冷静に動けるとは思いませんがね…」というゼツボウ


「たしかにそうですね。じゃあまぁ簡単に言えばちぎられなかったらこのゲームは負けないってことですよね?」と自信ありげにきくメガネの子


「はい、それはもちろんですよ。
そうできるのが一番の理想ですね。
まぁゲームの説明はこの辺にして皆さんも部屋に戻ってください。
明日は朝の9時にもう一度ここに集合ですか」と言いまた大きな扉をしめ帰っていくゼツボウ


はぁ、やっと終わった。

正直今の説明の時点で正直いっぱいいっぱいだよ……


そして僕達は部屋に戻りアラームを8時にあわせて寝た。
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