老いたる源氏
浮舟6
結局浮舟は生きていました。
横川(よかわ)の僧都の一行に瀕死のところを
助けられ小野の尼寺にかくまわれます。
浮舟は記憶喪失になっていてまったく過去の
ことは思い出せません。
尼寺では亡くした娘の身代わりに授かったと
尼君は必死で看病しますが本人は死に損なった
ので尼にしてくださいとせがみます。
徐々に記憶を取り戻していくにつれ、浮舟は
元の高貴な輝きを増していきます。
よほどの秘密がおありなのだと尼君たちはひた
隠しておりましたがとうとう殊勝な亡くした娘婿
に見つかってしまいます。
しつこく求婚される浮舟は尼君たちが初瀬詣でに
行ったすきを見て僧都の下山の時に出家を願い出ます。
大急ぎで落飾受戒を済ませて僧都は加持祈祷のために
宮中に上がります。そこで僧都は祈りの後、中宮と薫の
愛人小宰相の前で浮舟のことをうっかり話してしまいます。
ついにそのことが薫の君の耳に入ります。
横川(よかわ)の僧都の一行に瀕死のところを
助けられ小野の尼寺にかくまわれます。
浮舟は記憶喪失になっていてまったく過去の
ことは思い出せません。
尼寺では亡くした娘の身代わりに授かったと
尼君は必死で看病しますが本人は死に損なった
ので尼にしてくださいとせがみます。
徐々に記憶を取り戻していくにつれ、浮舟は
元の高貴な輝きを増していきます。
よほどの秘密がおありなのだと尼君たちはひた
隠しておりましたがとうとう殊勝な亡くした娘婿
に見つかってしまいます。
しつこく求婚される浮舟は尼君たちが初瀬詣でに
行ったすきを見て僧都の下山の時に出家を願い出ます。
大急ぎで落飾受戒を済ませて僧都は加持祈祷のために
宮中に上がります。そこで僧都は祈りの後、中宮と薫の
愛人小宰相の前で浮舟のことをうっかり話してしまいます。
ついにそのことが薫の君の耳に入ります。