妖精と精霊と人間と
 家の前について、そのドアを開けると荒れ果てた部屋が目の前に広がった。壁には穴があき、床は外れ、窓は割れ、机と椅子は無造作に壊され、階段は朽ち、二階はほこりが充満していた。
 「うっわー・・・ありえなーい。」
 美香がそう言うと、リデロもこう言った。
 「本当だよね。何が起こったんだろう。」
 「こりゃあ、片付けねーと無理だな。」
 明は頭をかきながらそう言った。
 「ここ、片付ける。他、方法、無い。」
 デントはそう言って、北斗の方を見た。
 「そうだね。それじゃあ、片付けようか。」
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