あふれる涙のドロップス
「立川くんがいいと思います」
「え…、何が?」
思わず口に出して言ったら、後ろの席の中山が、
「学級委員の推薦だよ」
とこっそり耳打ち。
このやり取りをミスター・ハラニシが見逃すはずもなく、ヒュンという空気を裂く音とともにチョークが僕に、飛んでくる。
「というわけなんだが……どうだ、立川。やってみるか?」
どうやら僕を推薦したのは優等生の笠置 瑞香(かさぎ みずか)さん。……まったくもって、どういうつもりで僕なんかを……。
「ま、今日の遅刻のこともあるが……お前にとっていい経験にはなると思うが?まあやってみろ。ところで、女子の学級委員はどうする?」
「七瀬 リンさんがいいと思いまーす!」
そう声を張り上げたのは……なんと葉山。
「え…、何が?」
思わず口に出して言ったら、後ろの席の中山が、
「学級委員の推薦だよ」
とこっそり耳打ち。
このやり取りをミスター・ハラニシが見逃すはずもなく、ヒュンという空気を裂く音とともにチョークが僕に、飛んでくる。
「というわけなんだが……どうだ、立川。やってみるか?」
どうやら僕を推薦したのは優等生の笠置 瑞香(かさぎ みずか)さん。……まったくもって、どういうつもりで僕なんかを……。
「ま、今日の遅刻のこともあるが……お前にとっていい経験にはなると思うが?まあやってみろ。ところで、女子の学級委員はどうする?」
「七瀬 リンさんがいいと思いまーす!」
そう声を張り上げたのは……なんと葉山。