あふれる涙のドロップス
「よおよお立川。お前七瀬と学級委員だぜ?もっと喜べよー」
休み時間、葉山に早速絡まれた。
「……別に、付き合ってるわけじゃないし」
わざと、ぶっきらぼうに答えた。
「立川はモテるんだよなあ。しかしそれを自覚していないという」
葉山は一人でぼそっと呟いた。怖いやつだ。
「おい立川。お前、隣のクラスの南 遥香(みなみ はるか)とかいう奴が、昼休み理科室に来いとか言ってたぞ」
「えー…やだ。めんどいって言っといて」
「おいおい、南は結構モテるらしいぜ。モテる奴の告白現場に行かなくてどうするんだよ」
「めんどいのはめんどい」
僕は机の中から音楽の教科書とリコーダーを出した。
「葉山、次音楽だろ?移動するぞ」
「ちょ待てよ。俺まだ支度してねーんだよ!」
後ろでわめく葉山を置いて、僕は先に廊下に出る。
休み時間、葉山に早速絡まれた。
「……別に、付き合ってるわけじゃないし」
わざと、ぶっきらぼうに答えた。
「立川はモテるんだよなあ。しかしそれを自覚していないという」
葉山は一人でぼそっと呟いた。怖いやつだ。
「おい立川。お前、隣のクラスの南 遥香(みなみ はるか)とかいう奴が、昼休み理科室に来いとか言ってたぞ」
「えー…やだ。めんどいって言っといて」
「おいおい、南は結構モテるらしいぜ。モテる奴の告白現場に行かなくてどうするんだよ」
「めんどいのはめんどい」
僕は机の中から音楽の教科書とリコーダーを出した。
「葉山、次音楽だろ?移動するぞ」
「ちょ待てよ。俺まだ支度してねーんだよ!」
後ろでわめく葉山を置いて、僕は先に廊下に出る。