あふれる涙のドロップス
「ごめ……ん。立川。俺、俺……」
「何やってんだよ!」
僕は思いっきり武藤の胸ぐらをつかんだ。
「どういうつもりなんだよ!お前はリンに何をしたかったんだよ!何なんだよ!」
大声を出した瞬間に、僕の手から力が抜けた。武藤は床にしゃがみこんだ。
「俺、今日、南に告ったんだ……そしたら……そしたらな、七瀬 リンにキス……をしたら、オッケーしてあげるって……」
そう言い終えると、武藤は、ごつい手の甲を目に当てて、こぼれ出た涙を拭った。
「俺……聞いたことあったんだ、立川と七瀬が付き合ってるんじゃないかっていう噂。だけど……だけどっ……」
リンを見ると、真っ青な顔をしている。
「俺、南のこと、本当に好きだったから____」
そう言うと、武藤はバレーのユニフォームに顔をうずめて泣きだした。
「リン」
リンを呼ぶと、リンは僕の方へと駆け寄った。
「一回、ここ、出ようか」
「うん」
僕たちは、武藤を残して、教室を出た。
「何やってんだよ!」
僕は思いっきり武藤の胸ぐらをつかんだ。
「どういうつもりなんだよ!お前はリンに何をしたかったんだよ!何なんだよ!」
大声を出した瞬間に、僕の手から力が抜けた。武藤は床にしゃがみこんだ。
「俺、今日、南に告ったんだ……そしたら……そしたらな、七瀬 リンにキス……をしたら、オッケーしてあげるって……」
そう言い終えると、武藤は、ごつい手の甲を目に当てて、こぼれ出た涙を拭った。
「俺……聞いたことあったんだ、立川と七瀬が付き合ってるんじゃないかっていう噂。だけど……だけどっ……」
リンを見ると、真っ青な顔をしている。
「俺、南のこと、本当に好きだったから____」
そう言うと、武藤はバレーのユニフォームに顔をうずめて泣きだした。
「リン」
リンを呼ぶと、リンは僕の方へと駆け寄った。
「一回、ここ、出ようか」
「うん」
僕たちは、武藤を残して、教室を出た。