あふれる涙のドロップス
 顔がいいからモテる。


 告ってきたら、即オーケー。何も考えずに。



 その上、飽きたらすぐ振る。



 
 _____こんな恋愛、つまんない。




 
 アタシは、本当は楽しい恋がしたかった。キラキラと毎日が輝くような日々。




 冬になりかけの、秋の冷たい風が、頬に当たる。



 
 空を見ると、枯れ葉が一枚空を舞っていた。太陽は、燃えるように赤かった。





「今年のクリスマスは、大好きな人と過ごしたいな」




 

 アタシは誰も居ないと思って、つぶやいた。







「大好きな人って、誰?」




 そんな声が聞こえた。




 



 
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