アイカワラズ -Ten Years-

「うん」

「良かった…」

「どういう意味よ、高木っ」

「あ、いや、別に、深い意味は…。なあ、成田」

「んあ?ああ。でも、お前、バドミントンは続けないのか?」

「続けるわよ。でも、あたしは、恭子みたいに上手くないし、富士高のレベルにはついていけないもん」

「ふ〜ん」

「ふふふっ、そんな事より、実はね、高木」

なんなんだ、この恐ろしい笑い方は。

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