終わらない恋
なるべく愛子サンは見ないように友宏に言った。


「彼女サンめっちゃかわいいね」



「は?彼女じゃねーよ」


友宏が言うと愛子サンは一回友宏を見てから私を見た。



「ぶす。」



愛子サンは言い捨てて去った。



「あいつは気にするな。」



友宏は私の頬をつねった。


「痛っい!!」




――やっぱり絡みづらい




私は頬を抑えながら電車に乗り込んだ。


友宏に絡まれながら……
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