終わらない恋
「なな、これで全員?」



健太は女子の数と男子の数を数えた。


「全員いるな、よし行くか」



私たちはカラオケに向かって歩き出した。



「俺、慎也っていうんだ。ななチャンだよね?よろしくな〜」


私の隣に慎也君が来て、一緒に歩いた。



「ななチャンかわいいよね。彼氏とかいるんじゃない?」


「え?いないよ!!誰かもらって下さいって感じなんだけどー。慎也君は彼女いるでしょ?」


「えっ俺……?いないよ」



――うそだな



大体こういうチャラ男はそう言うからな。


本当に健太の友達かな?





そうこうしているまに私たちはカラオケに着いた。
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