終わらない恋
「ららら〜ららら〜」





真奈美と健太が二人で仲良くドゥエットを歌っていた。



私はまた慎也君の隣に座った。



「誰だったの?」



慎也君は少し真面目な顔をして見てきた。



「友達だけど?」


「男…………?」



「え……違うよ。」



――嘘ついちゃった。




てか友達でもないしね。





「ならよかった。」



慎也君はさりげなく私の太ももの上に手を置いてさらに密着してきた。



「ななチャンって小さい頃どんな感じだったの?」



「………え?」



私は言葉に詰まった。



だって………



そうしていたら真也君の片方の手を後ろから回して肩を組まれた。

「ぶっちゃけ最初からななチャンかわいいって狙ってたんだよね……」



「あ、ありがと」



太ももを触る手がだんだん上がり、少しずつスカートをずらしてきているのがわかる。




――怖い……



「ねぇ、今から別室で二人だけにならない?」



♪~♪~



「あ、またごめん。」



タイミングよくまた携帯が鳴った。
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