終わらない恋
発信相手はさっきと同じ番号
――芦澤か……
「もしもし…」
『あ、電話に出たんだ!』
「は?どういう意味?」
『もう電話にでないと思ってたから。』
「あ……。」
内心しまったと思いつつもまた中に入るのが怖かったため芦澤と会話を続けた。
「芦澤今どこにいるの?」
『なんで?』
――人の質問くらい答えろ!
「じゃあいいよ。」
『うそ。駅だよ。』
「ふ〜ん……」
会話終了
黙ったままの何かわからない時間が流れる。
『じゃあ…』
「あっ待って!」
思わず電話を切るのを引き止めてしまった。
『なに……?』
――どうしよう…
「なーなチャン……」
後ろを向くと慎也君が立っていた。
「わざと外出て、俺を誘ってくれてたの?」
「え……違っ」
――ダンッ――
私は慎也君に押されて誰もいない部屋に倒れた。
『もしもし?おい!』
――芦澤……
押された拍子に携帯は30センチほど先に飛ばされた。
――まだ繋がってる…
「なーなちゃん。」
慎也君が私の上にまたがってきた。
「芦澤ーー!助けて!」
.
――芦澤か……
「もしもし…」
『あ、電話に出たんだ!』
「は?どういう意味?」
『もう電話にでないと思ってたから。』
「あ……。」
内心しまったと思いつつもまた中に入るのが怖かったため芦澤と会話を続けた。
「芦澤今どこにいるの?」
『なんで?』
――人の質問くらい答えろ!
「じゃあいいよ。」
『うそ。駅だよ。』
「ふ〜ん……」
会話終了
黙ったままの何かわからない時間が流れる。
『じゃあ…』
「あっ待って!」
思わず電話を切るのを引き止めてしまった。
『なに……?』
――どうしよう…
「なーなチャン……」
後ろを向くと慎也君が立っていた。
「わざと外出て、俺を誘ってくれてたの?」
「え……違っ」
――ダンッ――
私は慎也君に押されて誰もいない部屋に倒れた。
『もしもし?おい!』
――芦澤……
押された拍子に携帯は30センチほど先に飛ばされた。
――まだ繋がってる…
「なーなちゃん。」
慎也君が私の上にまたがってきた。
「芦澤ーー!助けて!」
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