終わらない恋
「ぶっちゃけね、芦澤友宏は女子からの倍率が超高いじゃん!!だから友宏君と話せただけで私は幸せなの……でも、友宏君と一緒にいた連れの子がね………すっごいタイプだったの。」



真奈美はマシンガントークを終え、私の方を見つめた。
私も便乗して真奈美を見た。







「で?」


「だーかーら…ななが芦澤友宏と仲良くなって自然に私も……って感じにしようよ!」


「えっ?!無理だよ。私男子とかとあんま喋れないし!それに私みたいなの相手にしないって。」



私はカバンを抱きかかえなおしてまた前を向いた。


「ばーか。ななはかわいいよ。髪もながくてストレートだし、目もくりっとしててさ。」


「うそばっか。」



おだてられると弱い私。


私たちは2つ目の駅で降りるとそのまま家に帰って行った。






芦澤友宏………




わたしの中で彼に少しばかり興味が出てきた。
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