終わらない恋
「傘貸してよ。帰るからさ……」


「大丈夫だよ。誰もいないから。」



「………え?」



――余計危ないじゃん!



私はされるがままに部屋の奥へ案内された。



「あ、待ってて。お茶持ってくるから。」


芦澤は足早と部屋を出た。



案内されたのは客室で、花とか飾られていてきちんとした部屋だった。



なんとなく芦澤のにおいもする。



って私変態だよ………


イスに腰掛けると自然と芦澤のことが頭に浮かぶ。




何でかとか理由とかよくわかんないけど……



いつからとか全然わかんないけど…




この気持ちがそうなのかわかんないけど……



多分私は自分が芦澤のことを



好きってことに気づいた。
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