終わらない恋
「ななーー!早く起きなさい!!」





「ゔ〜ん」



私は眠い目をこすりながら階段を下りた。



「おはよう。」



「早くご飯食べなさい。」



「は〜い」



私は身支度を整えると家を出た。





駅まで自転車で行き、ホームで電車を待っていた。



「芦澤く〜ん!」



甘い声から発しられた言葉は今私が興味を抱いている名前……



芦澤友宏


「芦澤くん、おはよう!!」

「…………おう。」



私は恐る恐る階段付近を横目で見た。




一緒にいたのは私立のお嬢さま高校の制服を着た女の子だった。



髪は巻いて、化粧もほどほどで、上品な綺麗な人だった。


その人は芦澤友宏の腕に手を回してぴったりとくっついていた。



「なーんだ。」



私は二人から一番遠い車両に乗った。
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