終わらない恋
朝の電車の時間も帰りの電車の時間も自然と全部ななに合わせている自分がいた。


でも俺はななを傷つけた。



一番やってはいけなくて



一番最低なこと……




俺にそんなつもりなくてもななにはそう感じられたんだ。



弁解のしようがない。



だけど無性になぜか胸の奥が熱くて苦しい。



ななに会いたい。



ななに話したい。




そんな気持ちが強くなるばかりだった。
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