終わらない恋
次の日の朝、いつもななの乗る電車に乗った。



だけどななはいなかった。



予想はしていたけど……



学校について教室に入るが、あまりの気だるさにとりあえずそのまま保健室に行った。




表札に『出張中』という札がかかっていた。



俺はそれを『在室中』に変えて保健室のベッドで寝た。




なぜか少しばかり涙が出ていた。



理由なんてよくわからなかった。




だけど悲しくて



苦しくて



息がつまりそうで



何もすることができなかった。
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