終わらない恋
「へぇ〜。やっぱ芦澤友宏に彼女いたのか。」



私は学校に着くなり真奈美に今朝の出来事を報告した。



「でさ、二人はお似合いのカップルだった?」



「………。」


「どうした?」



私は重大なことに気づいてしまった。


























「芦澤友宏の顔を見るの忘れた。」





真奈美の冷たい視線がチクチクと当たる。





「ばか。」



真奈美はため息をついて呆れて行ってしまった。



「真奈美〜…」



私は慌てて後を追った。
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