終わらない恋
「俺、ななが……」





抱きしめていてななの表情がわからない。



だから好きだなんて言う勇気もない。



なんでこんなに俺は弱いんだ…





















「はなサンに似てるから?」




突然ななは涙声で小さな小さな声で言った。



――違う。



「私言ったじゃんか。私は"はな"サンじゃないって。一緒にしないでって。芦澤だって言ってたのに……」




「ちげーよ!!」



俺は再びななを黒板に押し付けた。




「俺は………」
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