終わらない恋
過去の出来事

・ななside

「『俺が絶対守ってやるから。』かぁ……」



私は何度も何度も思い浮かべた。



そのたびに口周りが緩んでしまう。




「なな!」


「あ、芦澤!」



クラスのドアにもたれかかっていた芦澤の元に駆け寄った。



「一緒に帰ろうぜ。」


「うん。」



私はカバンを持って教室を出た。



クラス中のみんながその様子を見ていて恥ずかしかった。
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