終わらない恋
「夏休み俺ん家に来ないか??」



「え……うん……。」



少し頭が一線を越えた妄想をした。



――ってばか//



「香織がまた来るんだよ。ななに会いたいんだって。」



「香織が?!私も会いたい!!」




久しぶりに香織に会えることに心が高鳴った。



さりげなく友宏は私の手を握った。



「私、付き合うのとか初めてでよくわかんないけど……」


「俺もだから。」



友宏は急に手を引っ張って裏の路地に引っ張り込んだ。



「キスしちゃう?」



「は?ばかっ!」



私は顔が真っ赤なのがバレたくなくて先を歩いた。



「待てよーななー」



「…………。」



これが恋で



これが人を好きになることで



これが恋人なのかな?
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