終わらない恋
「いてて……」


俺はふいに顔を上げてみるとななは俺の下敷きになっていた。


「あ、ななごめん……」



俺は下にいるななと目があった。



「友宏〜重いから早くどいて」


ななは俺を見つめ返していた。



だけど俺はどかなった。


「友宏?」



「…なな。」



俺はゆっくりななに顔を近づけた。


「キスするの?」


――え?



ななの突然の言葉に俺は止まった。
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