この気持ちは止められない



隅っこに座ると、手に息を吹きかける。



走ってて気づかなかったけど、雪降ってる...


だから道理で寒いわけだよ...



まだ来ないのかな、早川くん。


キョロキョロと辺りを見回すけど、来る気配が一向にない。


「はぁ......」


下を向いて、ため息をついた瞬間だった。



「あれ......?」


突然、後ろから聞こえてきた声。



< 120 / 159 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop