この気持ちは止められない




「野村? 大丈夫か?」


不思議そうな顔をする早川くんに、ハッとする。


「う、うん‼︎ 大丈夫...せ、セーターありがとう」


そう言いながらセーターを抱きしめると、頭を下げて、校舎に続く階段を降りた。



トイレに行くと、早速早川くんが貸してくれたセーターを着る。



暖かい......



早川くんに感謝だ。







.........あれ?



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