この気持ちは止められない
耳元で聞こえてきた声に、
「え...あ、あの...⁉︎」
ゾワッと鳥肌がたつ。
な、なんかやだ...
「俺はさ、好きなんだよ?」
「え......す、好きって...‼︎ 人違いなんじゃ...‼︎」
そう言いながら、振り返った瞬間、男の子の後ろに立っている人に目を見開いた。
「取り込み中ごめんけど、そこどいてくんない?」
「は...やかわ、くん.........」
私と目があった瞬間、違う意味でドキッとした。
目が、酷く冷たかった気がしたから。