Revenge game
「藤崎…てめぇ!」

顔を見るや否や怒鳴りだす小寺。
耳障りだ。

「うるさい。黙ってろ。」

俺が睨みつけるとすぐ黙った。
ちっせぇやつ。

そして、試合前のように点呼をとった。

「俺が名前を呼んだら返事をしろ
さもなければ…」

俺は利き手にキラリと光るナイフで
あらかじめ持ってきていた人形の
胸部に刺した。

「ッ!!」

周りの奴等は息を飲み、顔色が悪い
だが、俺は話を続ける。

「この人形のようにしてやる」

すでに倒れかけてる奴も居るが
お構いなしに続ける。

「相田陸人」

「…はい」

「宇野春也」

「は、はい」

「草賀玲二」

「はい…」

「小寺春樹」

「はぃ…」

「守財憲武」

「!!…は、はい!!」

「籍崎海」

「はい」

「瀬良光太」

「はぃぃ!」

「田羅河侑都」

「…はい」

「橋下彰太」

「はい…」

「福田縁茲」

「はい」

「永井瑠樹」

「はい」

「山本疾風」

「はい」

「練際恵介」

「はい…」



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