Revenge game
「ゆ、夢?なに言ってるんだよ…」

俺は信じない…いや、信じたくないんだ
確かに、夢と居たのはものの10分か20分程度かもしれない。
でも、それでも、俺を友達と言ってた夢は信じたい。
でも、俺の願いは崩れ去った。

「はぁ?まだわかんないの?病気?
私は晴野夢じゃない。あれは偽名。
私は吉田海良。」

ニヤリと不敵に笑う海良にゾッとした。
じゃあ…夢は偽物だったのか…あの笑顔も…全て…

「ふはっ…ふはははっ…あっははははは!!
そうか…俺は騙されてたんだ…クククッ
馬鹿みたいだな…結局藤崎の罠に引っ掛かってさぁ?
なんなんだよ!!くそ!くそ!」

もう俺は壊れてしまった。
悲しいのか可笑しいのか分からない。
自分が制御出来なくなっていた。
< 43 / 55 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop