Revenge game
最高のプレゼント
「わりぃ…俺帰るわ。」
「お、おう。」
そう言って保健室を出た。
…さて、どうすっかなぁ…
堕とし入れるためなら何でもして良いんだろ?
お前たちを殺したって…良いんだろ
「きーめた!!」
復讐…しよ
スキップしながら、鞄を取り、
学校の門を出た。
どうしよっかな~
どうやったら苦しめられる?
追い詰める?じわじわ攻める?
頭いっぱいに復讐を考えていると
『リンッ』
鈴の音が俺の耳に聴こえた。
周りを見渡すと女の子が一人たってた。同い年位の。
栗色の緩いウェーブのかかった髪に
白くて綺麗な肌の彼女は
口許に手を当て笑ってた。
「なに…笑ってんの?」
話しかけると、彼女は一度深呼吸し
俺に微笑み、口を開いた。
そしてこう言った。
「君、私と同じ目をしてるね♪
久しぶりに見たよ…
そんな憎悪が籠った目は。」
さっきのような可愛らしい笑いでは無く、今度は悪魔のようなゾクリとする笑みを浮かべていた。
「君、名前は?」
スッと俺の目の前に立った。
「藤崎正樹。13歳。君は?」