好きと言えなくて
「おはようございます」
いつものように出勤すると、店先で掃除をする越智さんの姿があった。
「松山さん、おはようございます!」
挨拶を交わすと、私は事務所に向かう。正義が来るのを楽しみにしながら。
「おはようございます」
まもなく、元気な声が聞こえ、胸が弾む。
「正義、おはよう」
まわりを確認してから、おはようのキス。
「こらっ」
その声に、びっくりして正義が振り返る。
「朝からいちゃいちゃしなさんな! 葉子ちゃん、お茶いれてや」
「社長、すんません……へへへっ……いってきます」
正義は、軽トラの鍵を持って、慌てて出ていった。
「よ、葉子さん……」
社長の隣には、ボーゼンと立ち尽くす、西条さんの姿が……。
「おはようございます」
私は、何事もなかったかのように、冷静に挨拶をした。
逢坂橋筋商店街
ナニワヤ金物店
小さな店ながら、今日も明るく元気に営業中!プロ志向の主婦の皆様!ご来店をお待ちしております!
いつものように出勤すると、店先で掃除をする越智さんの姿があった。
「松山さん、おはようございます!」
挨拶を交わすと、私は事務所に向かう。正義が来るのを楽しみにしながら。
「おはようございます」
まもなく、元気な声が聞こえ、胸が弾む。
「正義、おはよう」
まわりを確認してから、おはようのキス。
「こらっ」
その声に、びっくりして正義が振り返る。
「朝からいちゃいちゃしなさんな! 葉子ちゃん、お茶いれてや」
「社長、すんません……へへへっ……いってきます」
正義は、軽トラの鍵を持って、慌てて出ていった。
「よ、葉子さん……」
社長の隣には、ボーゼンと立ち尽くす、西条さんの姿が……。
「おはようございます」
私は、何事もなかったかのように、冷静に挨拶をした。
逢坂橋筋商店街
ナニワヤ金物店
小さな店ながら、今日も明るく元気に営業中!プロ志向の主婦の皆様!ご来店をお待ちしております!