幸せになっていいですか
質問にもそれなりに答え、仕事もいつもより速度を上げてこなした。

「西田さ~ん」良樹さんが呼んだ。

満面の笑みでデスクに向かった。

「真理ちゃ~ん。みんなが変わり振りにびっくりしてるよ。それと、もう少しペース落としたら」

「いいんです。私にとって今週は戦いですから」

「・・・お兄さん来たらしいよ」

「え?何処に」

「社長室。智哉から電話が入った」

「金曜日じゃないの!」

「智哉・・間違えたらしい・・呼ばれたら・・どうする」

「・・・勝負してきます」

「よし。わかった」

「では」

再び仕事をこなした・・。

「真理~電話」加奈子が呼んだ

「はい。西田です」

「真理。俺。あんまり無茶するなよ」一哉だった。

見渡してもいない・・・

「何処にいるの」

「上」

「・・・会った?・・」

「ああ」

嫌な予感がした・・・

「上来れるか?」

「・・・呼んでるの?」

「仕事が忙しかったら無理しなくていいそうだ」

「わかった5分後行きます」

とうとうきた・・・兄との再会・・・

良樹さんに伝えた。「行ってきます」と

気合を入れて社長室へ向かった・・・
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